第一種衛生管理者試験の合格率は?〜勉強法も解説。

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第一種衛生管理者試験の合格率は?〜勉強法も解説。

この記事では、第一種衛生管理者に独学で一発合格している筆者が、最近の試験における合格率や勉強法などをご紹介します。

早速ですが、ここ最近5年間の合格率は、次のとおりです。

令和2年度:43.8%
令和元年度:46.8%
平成30年度:44.2%
平成29年度:45.0%
平成28年度:45.5%
※上記は、安全衛生技術試験協会の統計データより引用。
ご覧のとおり、合格率は、令和元年度で盛り返しているものの、下がり気味です。

「過去問を制する者は、試験を制する!」といっても過言ではないくらい、本試験における、これまで過去問の攻略は、重要視されていたと思います。

しかしながら、直近の法律改正などを考慮した出題となると、やはり過去問だけでは、カバーしきれない部分があると思います。

因みに筆者が受験・合格した平成30年度の試験では、「あれ?こんな問題(過去問に)あったかな?」と感じた問題が、いくつかありました。

これから試験に挑戦される方は、最新の参考書や問題集を入手されることをおススメいたします。

勉強方法は、独学?それともスクール?

1.独学で勉強する

第一種衛生管理者の資格取得の勉強は,独学がおススメです。
 
スクールに通ったり,通信教育で勉強するよりも,時間に束縛されることなく、自分のペースで、且つ経済的に合格することができます。
 
最新の参考書・問題集を購入し、以下のように勉強を進めます。
 
 1:参考書を2~3回繰り返し読み込む。
  1回目は、サラっと読み、全体像をつかむ。
  2~3回目は、単元末の問題(※)を解き、理解を深める。
  ※筆者が購入した参考書には、各単元末に問題が掲載されてお
  りました。
 
 2:問題集を解く。
  問題集は、参考書と同じシリーズのものがおすすめ。
 
 3:過去問題を解く。
  過去5年分の過去問をひたすら解く。
  スマホの過去問アプリもあり、試験直前まで勉強可。
  
因みに筆者は,参考書と問題集をそれぞれ2往復したあとは、過去5年分の過去問をひたすら解きました。
 
勉強を進めていくと、苦手な問題でつまづくことがあります。
 
そんなときには、再度参考書にもどり、理解をしてから、また問題を解くといった反復を行います。
 
筆者は、この方法で勉強を進め、最初のチャレンジで合格をすることができました。
 
第一種衛生管理者試験は,独学がおススメです。

ちなみに筆者が購入した参考書及び問題集をご紹介いたします。

右;参考書「最新 7日間完成 衛生管理者試験合格塾」
左;過去問集「資格取得スピード王の【でる順】衛生管理者過去問題徹底研究2016〜2017」

2.資格取得スクールに通う

時間や経済的に余裕があるのならば、スクールに通うという方法もあります。
 
講師を目の前に講義を受けることで、より理解が深まります。
 
具体的には、以下のメリットがあります。
 
1:決まった日時にスクールに通い受講することで、気持ちの切り替えができて、集中して勉強ができる。
2:講師を目の前に勉強ができるので、理解が進むだけでなく、分からないことがあれば、その場で講師に質問ができる。
3:講師から勉強方法や勉強すべき範囲、また重要なポイントなどのレクチャーを受けられる。
 
時間や経済的に余裕があるのならば、スクールに通い、勉強をしましょう!

衛生管理者は、絶対数が不足してる?

衛生管理者は、法律により、一定の条件を満たしている職場や工場等に配置をすることが義務付けされており、違反すると罰則もあるようです。

現状、どこの企業等も有資格者が少ないため、資格取得にかかる費用を企業が負担するなど、対応に苦慮しているようです。

衛生管理者とは?

そもそも衛生管理者とは、「労働安全衛生法」という法律で定められている労働環境の衛生的改善と疾病の予防処置等を担当し、事業場(職場のことです)の衛生全般の管理をする者、またはその資格のことをいいます。

常時(従業員が)50人以上の事業場に専任することが義務付けられています。

やはり筆者の職場でも有資格者が少ないため、資格取得にかかる費用等を会社で負担してくれるという制度があり、今回それを利用しましたので、実質自己負担はゼロでした。

費用等には、参考書はもとより、資格取得スクールにかかる費用も認められておりました。

しかし、筆者は時間的に余裕がなかったことから、参考書と問題集各1冊ずつ購入し、独学の道を選びました。

参考書、問題集をそれぞれ2周ずつ・・・。

筆者は、H30年12月上旬実施の試験に向けて、10月から勉強を始めました。

最初の2〜3週間で参考書を読みました・・・が、基礎知識がなかったため、「参考書1周目は、ほとんど理解ができませんでした!」

でも、それでいいんです!

基礎知識がないんですから、仕方がありません。

「はは〜ん、こういうことなのね?」と思いながら、1周目は流す程度に先へ先へと進めていきました。

筆者が購入した参考書には、章毎の章末に問題(ミニテスト)があったので、そこをクリアしながら、理解を深めていきました。

そんな感じで、参考書を2周したあと、次の2〜3週間で問題集を2周解きました。

あとは、過去5年間分の過去問をひたすら解くべし。

参考書と問題集を2周くらいすると、ある程度基礎的な知識がついてきます。

あとは、ひたすら過去問を解いていきます。

衛生管理者の試験問題は、過去に出題された問題がそのまま出題されたり、類似した問題が出題されたりすることがよくあります。

近年は、法律の改正や出題傾向の変化等により、「難化傾向」にあると言われております。

前述の「合格率」を見ても、下がり傾向です。

しかし、すべての問題が「難化」したわけではないこと、また本試験の合格ラインが「全44問(400点満点)中、科目毎の点数が40%以上で、且つその合計が60%以上(240点以上)であること。」ですから、過去問を8~9割まで追い込めば、十分に合格圏内に達すると思われます。

試験までの期間は、過去問を解きまくりましょう!

まとめ

合格率について

・第一種衛生管理者試験の合格率は、下がり傾向である。
・近年の法改正等が問題に反映したりと、従来の「過去問対策」だけでは、対応しきれない問題が出てきている。                    
・勉強には、最新の参考書・問題集が必要!

勉強方法は?

〇「独学」
・自分のペースで勉強を進めることができる。
・反面、モチベーションの維持が難しい。
・経済的に(懐にやさしく!)合格を目指すことができる。
・わからないことがあっても、すぐに解決できないことがある。
・参考書及び問題集を複数回解いて,過去5年分の過去問を攻略する。

〇「スクール」
・だいたい決まった曜日や時間帯に通うため、気持ちの切り替えができて、集中して勉強できる。
・講師が目の前にいるので、理解が進む。また、分からないことがあった際に、その場で質問等ができるため、問題解決が速い。
・講師から勉強方法や、重要なポイントなどのレクチャーを受けることができる。
・その分、受講料が結構高い!

 

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